2010年4月4日

細枝










ピンボケで申し訳ありません。

レールの谷間に生えてしまっている小木、コボク。
ぶらぶら歩いているところにふと、発見した。
枝の切断面が見え、上のほうが黒ずんでいる。

もう枯れているのだろう。

せっかく成長させた身を、列車が通る度に、スリハネ飛ばされていたはず。
痛い痛い!(熱い?)壮絶…。

「カンカンカンカン…」拷問の合図だ;;

それでもまっすぐに伸びていった勇敢さよ!

私にできることは、コイツを発見できた喜びを忘れないこと。

小さすぎて、気づかずに生えては枯れていく植物。
生まれてから一度も、ゲージから外に出られない運命の動物。
世界中の他人の生死。

そんな感じで俯瞰してるわたしにも
時間通りにやってくる宿命的列車がある。
確実にわかっているのは、死の瞬間に来る列車だ。

時刻表には全人間の死亡時刻が…。
「えーと…モコピッチ行きは、何時何分ナンだ?」
「案外、あっちの都合で効率よく決められてンダナ…」
「ダイヤ改正したら、また見にこよう…」

……
大小、種類問わず様々な生死を目の当たりにしたり、想像することで、
「できるだけ生きよう」と感じる。

冷蔵庫には今、豚さんのお肉があります。

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