2012年11月6日

徒労話

求職日記ばかりなので、
3ヶ月で辞めてしまった前職(チラシ制作)での
情けないエピソードを2つ書いてみます。

~~①「歓迎会」~~
僕が入社する以前に入ったという2,3人分(覚えていない)を合同で歓迎会をして頂いたのだが、開催の数日前に上司から告知があった。
どうやら新入りは一言挨拶をするらしく、さらに「一発芸を用意しておくように」と言われて、巨大なハンマーを上から振り下ろされたかのようなダメージを受けた。

《飲み会》+《芸》 …何もコメントできないほどの拒絶意識は今も変わらない。

なんとか用意だけはと思い、前日の夜に考えた芸が「トイレットペーパー食い」だった。
ペーパーをできるだけ口に押し込み、コップの水か何かで流し込めば芸になるのではないか?
部屋にあったペーパーで試してみた。やはり紙の味がしてまずいものではあるが、腹に流し込んだ後も特に身体上、異変も起こらなかった。
…引く(気色悪がられる)かな?
笑いにするために敢えて咳き込んだりして、無理矢理食らうような大げさなリアクションをしよう、という作戦も考えていた。

当日、ペーパー1個をバッグに入れて出勤。
しかし、歓迎会では一発芸は要求されず、新入り各々が挨拶を述べるだけで済んだ。

新入りの年齢も様々だったので、もしかしたら全員一発芸というノリでもなかったのかもしれない。
…前回の歓迎会のときは、やったのか?
…それとも上司の冗談だったのか?

誰にも確認はしなかった。
聞けば僕が芸を仕込んでた事が明るみに出るだろうから。

…この芸は、いつか機会があった時、使えばいい。


~~②「資料」~~
仕事を持ち帰るのは、掲載情報を発行前に漏らさないという立場からも、その会社としてはあまり勧められていなかったと思う。
僕は仕事の遅さを少しでもカバーしようと、これまた誰にも言わずに密かに持ち帰り、このパソコンで制作していたのだが、
ある時、業者から頂いた1枚の紙資料をスキャナーに挟んだまま、取り忘れて翌日出勤してしまった。
スキャナーで取り込んだ一部の範囲だけはデータ化してあるので、会社で見られるのだが、もし範囲外の内容を業者から確認されたら対応できない。

恐々とした午前を過ごし、昼休憩が始まる丁度12:00にフロアのドアを開けて出る。
いつものミーティングが始まる12:55までに往復して戻ってくるためには、相当急がなければならないことは承知していた。

ここでさらに隠していたことが災いする。
自転車で通っていることを内緒にしていたため、
会社から少し離れた自転車置き場まで肉足(にくそく=自らの脚。モコピッチの造語)で走らなければならなかった。
普通に自転車通勤宣言をし、普通に会社に停めて通っておけばよかったものを。

途中、車や人に迷惑をかける走行をした場面もあり、大変申し訳ないと思っています。

なんとかミーティング開始2分前くらいに駆け込んだ。
といっても、ドアを開けた瞬間からは何事もなかったかのようにふるまう。
50分走りっぱなしだったので体中が熱く、汗の量も尋常ではない。急激な運動で顔が変に見えていやしないか?(例えばまだらだったり)
周囲に息の乱れを悟られないよう気をつけた。

しかし、午後から業者からの電話も無く、結局、資料は無くてもその日は問題無かった。
帰り道、ガクガクの脚の感覚は覚えている。自業自得なんだけど。


………
こういう人物。
今日はもう寝ますね。

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